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心に残る「アバンギャルド」(3話)
2日目です。

昨日お世話していただいた、遊さんたちとは一旦(1日)お別れです。
今日は、昨年もお世話になった呉さんにお世話になります。

呉さんとの待ち合わせは、毎年伺っている李先生の農園です。
この李先生の農園は、私にとってワンダーランドです!
というのは、農園のガラスハウスの外の大きな木にひっついているんです。
ランたちが。
これを読んでる人は、「・・・・?」て感じですかね!?
ウダウダ書くのもなんなんで、見てみてください。
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この木の枝に引っ付いてる葉っぱが、ランですよ。
花が咲いていないので、わかり辛いかもしれませんがランたちです。
上が、ファレノプシス。下が、デンドロビウムですね。
本来(野生)では、この姿が普通なのです。
私も何年か前に同じようにしたことがありますが、どう転んでもファレノプシスは引っ付きません。
当たり前です。台湾のように日照・湿度などの条件が日本には無いから、当たり前のことです。
(デンドロビウムでしたらモノを選べばできますよ。)

本当に、ラン本来の姿を台湾の高くすこしガスっている空を背景に見れることで、
いつもエネルギーをもらえます。

この李先生の交配した胡蝶蘭は全世界に広まっています。
当然、日本にもです。
整形大輪の白の胡蝶蘭は、きっと各都道府県にいきわたっていると思います。
そのルーツなのですから、とても感慨深いものを感じます。

李先生の農園を後にして、呉さんの案内でまずは、「嘉義大学」へ。
今回でこうして台湾へ来るようになって4,5回目ですが、初めて大学へお邪魔しました。
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当然伺うところは、ランの研究をしてるハウスです。
「さすが大学!」という感じで、オーソドックスなファレノプシスから何これ?というファレノプシスまで、
いっぱいでした。
       
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上は花の様子です。こんな感じでハウス内びっしりです。
目がチカチカするとは、きっとこんなことでしょうね。
下は、この多くのランの中から交配させたものをまとめて置いてありました。
プクーっと膨らんでいるものが、種の鞘ですね。
この鞘の中に、無数の種が入っています。
(ご存知の方も多いでしょうが、バニラビーンズは、バニラというランのこの鞘を乾燥させたものです。)

大学を堪能したところで、時間はお昼を過ぎていました。
お腹も減るはずです・・・。
ということで、お昼ご飯を食べに大学からまた30分ほど走ります。
お腹減ったんですがね・・・。30分・・・。
その道中はこんな感じでした。
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私の中では、これぞ、「THE台湾!」って感じです。

そんなこんなで到着。
お腹減った~と、子供のように言っていると、気がつけば驚くほどの料理がテーブルに・・・。
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出てきた順番に載せてみました。記憶があいまいですが、ここに炒飯もあった気が・・・(汗)。
これ、大人5人のお昼ご飯ですよ。晩御飯でも多い勢いです。
まず、最初が「マグロのお刺身」でした。
呉さんはやたら「トロ、トロの刺身。おいしーよ♪」の連発です。
けれど、私たち5人はその変化に気づいてしまいました・・・。

5  「まず、これトロじゃない・・・。赤身・・・よね!?」

呉 「アカミ?チガウネ、トロデスヨ。トロ!」

5 「・・・。」

糸 「まあ、どっちでもいいや。食べてみよう!」

一口食べた後、

糸 「これ、歯にしみる~!」

5  「歯にしみる?」

糸 「まあ、食べてみろ」

私 「・・・・はい」

私 「シャリッ・・・。ちべてー。」

お分かりですよね?
これは、「マグロの赤身のソルベ」です!
初めて食べました、凍っている刺身(?)を食べたのは。
呉さんになぜ凍っているのかを尋ねたら、

呉 「ナマサカナ、アブナイダカラ、コオッテルダヨ」

5 「いやいや、そりゃ理屈で言うとそうだけどー。刺身はそうじゃないよー。」

そんなことを言ってる目の前で、
糸社は凍ってる刺身を熱いお茶にくぐらせて、しゃぶしゃぶしてました・・・。

次は、カニのから揚げ。
これ絶品!(マグロの前なら、もっと喜べたかも・・・。)
そして、「マチュザカギュー」です!
もう、お分かりですよね?
「松坂牛」のようです。
一口食べると、
口の中で広がるなんともいえない油!

私 「川上君、これ食べていいよ!」

川 「・・・・え!」

糸 「いいって、遠慮しないで!」

川 「・・・・はい。」

その食べている姿は、やけにも見えました。
もう、もうお分かりですよね?
これ、松坂牛らしいけど、肉は豚だった気がしますし、
油ってたっぷりのバターだった気がします。
想像するのはお止めくださいね。
けど、川上君は残さず食べてくれました!なんて、すばらしいことでしょう!
(私にとってですけど・・・。)

そして、(まだあるんですよ~!)次がパクチーいっぱいの鍋。
パクチーが苦手な私は周りから、やさしく当然のようにいっぱいにパクチーがのっていました。
(無論、全部取り除きましたけど)パクチーいっぱいで何の鍋だったのか
まったく憶えていません・・・(涙)。

最後がデザート!
これなんだかわかります?
「マグロの脊髄」です。台湾の嘉義のあたりでは珍味として、
お客様が来たときに出すとのことでした。
これは、脊髄の窪んでいるところのゼリー状の物体を梅ソースをかけて食べるというものでした。
一口でしたが、・・・・珍味でした。

お腹もいっぱいになり、お茶をいただいて外に出たら
看板に「マグロ」って、カタカナで書いてありました。
マグロが看板に。

お腹がいっぱいの私たちを乗せて、次は農園へ。
(道中、車内は乾いた音で流れるラジオの音だけでした)

次の農園は、昨年も着た「牛の呉さん」です。
なぜかニヤニヤしながら、今年も元気そうな牛の呉さんと握手して、
事務所で談笑です。

そこそこに、農園へ。
やはり旧正月前ともあって、濃いピンクの胡蝶蘭がこちらも
所狭しと咲いていました。

居ましたよ、ヤツが。
昨年も居たヤツが。(わからない方は、2009年2月「イーチマーンゲーン!!!(2話)」参照ください)
やはり、きれいなヤツです。
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一応、今回も聞いてみました。

私 「これ、いくらですか?」

牛 「にやぁ、1万元!」(※10000元=約40000円弱)

私 「でた!でたよ~。」

糸 「買いな、せっかく来たんだから(笑)」

私 「無理です、無理。」

広 「このトレー全部でいくらか聞いてみたら?」

私 「トレー全部ですか?」

広 「呉さ~ん!、このトレー全部だったらいくらになる~?」

呉 「これ、全部!?本当に!?」

糸 「こいつ変態だから。」

牛の呉さんに呉さんが聞いてくれたところ、

呉 「イクラカシッテル~?」

私 「いや、わからんし(言いたいニュアンス違うと思うけど)

もったいぶって、

呉 「トレーネ、ゼンブデ1マンゲンヨ!」

私 「はぁ!? 1株で1万元で、8株買っても1万元!」

広 「でった~!」

みんな、大爆笑ですよ。
1つも8つも値段が変わらないんですよ。

私 「うあ~、どうしよー」


































悩んだ挙句、買いませんでした・・・。
どうも株自体が弱いらしく、台湾の環境でも株が傷むとのことでした。
日本に持って帰ったって、無理ですから。
そして、そんな私に川上君から言われた一言が、なんとも心に残っています。

川 「やっぱり、アバンギャルドですね。」

これって、褒め言葉ですよね!?(笑)。
簡単に言えば、「イっちゃってる」ってことですよね。
たしかに、イってるかもです(苦笑)。

この時点で、16:00くらいです。
あいかわらず、長く書くのが好きのようです(苦笑)。

どうぞお付き合いくださいませ。
続きはまた今週のどこかで・・・。

今日もありがとうございます。

PLACER ORCHIDSANDPLANTLIFE WORKSHOP
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