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Moving!
おはようございます。

3/17(水)からBLOGを引越しいたしました。
引越し先は、

http://placerworkshop.tumblr.com/

です。

登録していただけるとうれしいです!
# by placer-workshop | 2010-03-18 09:56
CARD
こんにちは。

今日は朝から風が強いですね。
毎年、この時期のこの強い風に春がすぐそこまで来ていることを教えてもらいます。
と、同時に福岡は昨日の日曜日に桜の開花宣言が出ましたね。
この前まで、冬の中にいたように思いますが、もう春です。
気がつけば、卒業式がそこかしこで行われていますしね。

冬から春に変わっていく、この時期はとても気持ちがウキウキします。
春は植物もいままでの冬眠状態から、活動モードに切り替わります。
みなさんにもっと楽しい素敵なランたちを触ってもらえるイベントも企画中ですので、
決まり次第ご報告させていただきます。

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春へ向けて、PLACERのカード、ショップカードのデザインを変更しようと
ただいま製作中です。
なにか良いアイデア・ご意見ありましたら、ぜひ教えてください。

ほんとうに風が強いですので、傘をさして歩く際は気をつけてください。

今日もありがとうございます。

PLACER ORCHIDSANDPLANTLIFE WORKSHOP
TEL 092-511-3729 FAX 092-541-2067
MAIL placer@placer-workshop.com
福岡市南区玉川町18-8-1F
# by placer-workshop | 2010-03-15 11:35
チンタオガール(4話)
アバンギャルドなファレノプシスとお別れした後は、また別の農園へ。
本当に、この4日間でありえない量のランたちと出会います。
福岡では経験のできないことです。

次の農園は、宗さんの農園です。
ここも昨年訪れました。
昨年の2月のブログにも書いていましたが、この宗さんは育種家です。
目のくらむような膨大な数のラン(ここでは、ファレノプシス)を交配させては、
また交配・・・。 ですので、ハウスの中に何千株とあるランのすべてが実生なのです。
ハウスの中にある株すべてが大きく言えば、世界にひとつだけの花ということになります。

※実生とは、種子から発芽したばかりの植物のこと。種子から発芽させて新しい植物体(苗)を得ることをいい、また広義にはそうして得られる成長した植物体をも指します。

しかも、今年の宗さんのセレクションは昨年以上に私好みの花が多く咲いていました。
早速、宗さんと挨拶をし、早速ハウスの中へ。
昨年同様、写真はNGでした。 (ということで、少しの間文字だけになりそうです)
ハウスに入るなり、目に飛び込んできたのは
夥しいほどの数の、俗に言う「黒花」でした。
見た瞬間、一気にテンションマックスです!
宗さんの農園の前の牛の呉さんの農園の「アバンギャルド」を、
より歪にそして、より深い赤紫からより黒に近い花たちが、ハウスの中にびっしり咲いています。

目を閉じて想像してみてください・・・。







きっといま、眉間にしわがよってると思います(苦笑)。

普通に清楚なファレノプシス(胡蝶蘭)をお好きな方には、
耐え難い光景かもしれません(涙)。

しかし、なぜか私は惹かれてしまいます。
珍しいものが、もともと好きな性質ではありますが、「ただ珍しいから。」
という理由からではなく、なんとも人工的なんですが、とても花らしい気がしています。
一般的に花屋さんで販売されているランも好きではありますが、
とてもおとなしいというか、トゲトゲしいものを人間に取られてしまったという感じで見ています。

ですので、こういう育種をされてある方の花たちには惹かれてしまいます。

だいたいのハウスは花を乗せている棚が、人が作業しやすいように動くようになっています。
もちろん、ここのハウスも動きます。 
が、ここは棚と棚の間隔が狭いため、ひとつの棚を動かすと、他の棚に入れなくなってしまいます。

ということから、大人4名でいっせいに列に入って、「ローラー作戦」です。
みんなで入って、私の好みそうなものを、バケツリレーの要領で隣から隣へ。

糸 「はい、つぎ~!」

の号令で、棚から棚へ。

この光景を、宗さんと呉さんは不思議そうに見ておられました(笑)。

何千とある中から、選んだ株は全部で49株。
黒花といっても、全部の株が同じではないので、選びに選びます。
たった、49!?と思われるかもしれませんが、ごくごく普通です。

そして、宗さんが選んだ株を見ます。
譲れない株を選んでもらって、最終的に29株。
そこから、また4人で振り分けます。

そうして選んで持って帰ってきた株がこちら。
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他にもあるのですが、この2つに関しては販売できるように、
ただいま品種登録を取るよう準備中です。
ですので、あと3~4年後にはみなさまへ販売できるかと思います。
(気の長い仕事です。)

この戦利品を手にした時は、すでにハウスの中に電気がついていました。
時間が過ぎるのは、あっという間です。

宗さんと、来年もまた。と、挨拶し農園を後にしました。

車に乗るなり、

糸 「この花たち、どうするや~?」

広 「膝の上で抱えて乗るしかないでしょう~。」

ということで、
おのおのの膝の上では、日が暮れた空に訝しげに生える黒い花たちが揺れてます。

揺れる黒い花越しに、日が暮れた農村を走ること40分。
今晩の宿に到着です。
宿といっても、モーテルです。
しかし、田舎のモーテルということもあってか異常に部屋が広いんです。
しかも安い。 1泊4,000円程度です。

黒い花を部屋に置き、お腹が減ったので晩御飯を食べにタクシーで移動です。
5分ほどで酒家(レストラン)に到着。
台南では、そこそこ人気のあるらしいお店です。

席に座り、まずは
チンタオガール(4話)_b0147945_1942841.jpg

で、カンパーイ!です。

プハ~。っと、流し込んだところで
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上から、ヘチマのスープ、焼き派手魚、こちらも派手魚の鍋、そしてビーフンです。

他にも、ハマグリの酒蒸しのようなもの、焼き車海老と、もうお腹いっぱいだぁ~というところに、
こんな方が・・・、
チンタオガール(4話)_b0147945_196398.jpg

台湾にもいました!バドガールならぬ、「チンタオガール」が。

まったく台湾語がわからないので、なんと言っているのかわかりませんでしたが
ものすごいテンションで、「チンタオビール飲んでみませんか~♪」と言っているようです。
しかし、呉さんは台湾ビールがおいしいからという理由から、そっけなく「バイバーイ」。
チンタオガールは去っていきました。


が、1周テーブルを回ってきたのか、再びハイテンションチンタオガールがやってきました。
まぁ、1本ということで、呉さんは嫌そうでしたが、頼んでみることに。
チンタオガールが栓を抜き、みんなのグラスにお酌してくれます。
「シェイシェイ」という単語だけ理解しながら。

こういうときは、もちろん年少さんの出番です。
周りからあおられて話しかけるも、当のチンタオガールは、

「・・・・・・・・・・。」

沈黙です。

チ 「なんと言ってるの?」

呉 「気にしなくていいから、次へどうぞ」

チ 「・・・・。」

チ 「シェイシェイ↑」


川上君の行き場の無い思いを残して、チンタオガールは隣の席で、またハイテンション。
残された、チンタオビールを飲み乾し、店を後にしました。

ホテルに戻るかと思いきや、台南は台湾マッサージが有名ということで、
疲れた体を癒しにマッサージへ。

お店に着くと、靴を脱がされ、促されるまま着席。
徐に、目の前の洗面台のようなものに漢方の入ったお湯が入っていきます。
そこへ、足を入れ、背中から肩、首、頭といきなりマッサージ開始!

驚くまもなく、意識が遠くなって行きかけたところに、起こされ
また、促されるまま、違う椅子へ。
足を投げ出し、座るとズボンのすそを上げられ、クリームを塗られ
足の裏をゴリゴリ。痛いのと気持ちいのが行ったり来たりです。

またもや、意識が遠のき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、


気がつくと終わっていました。

もう、一瞬にしてスッキリです!

さぁ、帰ろう!と、思いきや
呉さんに〆に「牛肉ラーメン」食べに行きましょ!
と誘われ、誘われるがまま、またタクシーへ。

チンタオガール(4話)_b0147945_19274353.jpg


これが、牛肉ラーメンです。

飲んで、マッサージしてもらって食べるラーメンは至福のひとときです。

こうして、呉さんの台南の夜が更けていきました。


また、続きは来週にでも。

こんばんもありがとうございます。

PLACER ORCHIDSANDPLANTLIFE WORKSHOP
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# by placer-workshop | 2010-03-09 19:31
心に残る「アバンギャルド」(3話)
2日目です。

昨日お世話していただいた、遊さんたちとは一旦(1日)お別れです。
今日は、昨年もお世話になった呉さんにお世話になります。

呉さんとの待ち合わせは、毎年伺っている李先生の農園です。
この李先生の農園は、私にとってワンダーランドです!
というのは、農園のガラスハウスの外の大きな木にひっついているんです。
ランたちが。
これを読んでる人は、「・・・・?」て感じですかね!?
ウダウダ書くのもなんなんで、見てみてください。
心に残る「アバンギャルド」(3話)_b0147945_1829384.jpg
心に残る「アバンギャルド」(3話)_b0147945_18291730.jpg

この木の枝に引っ付いてる葉っぱが、ランですよ。
花が咲いていないので、わかり辛いかもしれませんがランたちです。
上が、ファレノプシス。下が、デンドロビウムですね。
本来(野生)では、この姿が普通なのです。
私も何年か前に同じようにしたことがありますが、どう転んでもファレノプシスは引っ付きません。
当たり前です。台湾のように日照・湿度などの条件が日本には無いから、当たり前のことです。
(デンドロビウムでしたらモノを選べばできますよ。)

本当に、ラン本来の姿を台湾の高くすこしガスっている空を背景に見れることで、
いつもエネルギーをもらえます。

この李先生の交配した胡蝶蘭は全世界に広まっています。
当然、日本にもです。
整形大輪の白の胡蝶蘭は、きっと各都道府県にいきわたっていると思います。
そのルーツなのですから、とても感慨深いものを感じます。

李先生の農園を後にして、呉さんの案内でまずは、「嘉義大学」へ。
今回でこうして台湾へ来るようになって4,5回目ですが、初めて大学へお邪魔しました。
心に残る「アバンギャルド」(3話)_b0147945_1854047.jpg


当然伺うところは、ランの研究をしてるハウスです。
「さすが大学!」という感じで、オーソドックスなファレノプシスから何これ?というファレノプシスまで、
いっぱいでした。
       
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上は花の様子です。こんな感じでハウス内びっしりです。
目がチカチカするとは、きっとこんなことでしょうね。
下は、この多くのランの中から交配させたものをまとめて置いてありました。
プクーっと膨らんでいるものが、種の鞘ですね。
この鞘の中に、無数の種が入っています。
(ご存知の方も多いでしょうが、バニラビーンズは、バニラというランのこの鞘を乾燥させたものです。)

大学を堪能したところで、時間はお昼を過ぎていました。
お腹も減るはずです・・・。
ということで、お昼ご飯を食べに大学からまた30分ほど走ります。
お腹減ったんですがね・・・。30分・・・。
その道中はこんな感じでした。
心に残る「アバンギャルド」(3話)_b0147945_1982938.jpg
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私の中では、これぞ、「THE台湾!」って感じです。

そんなこんなで到着。
お腹減った~と、子供のように言っていると、気がつけば驚くほどの料理がテーブルに・・・。
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出てきた順番に載せてみました。記憶があいまいですが、ここに炒飯もあった気が・・・(汗)。
これ、大人5人のお昼ご飯ですよ。晩御飯でも多い勢いです。
まず、最初が「マグロのお刺身」でした。
呉さんはやたら「トロ、トロの刺身。おいしーよ♪」の連発です。
けれど、私たち5人はその変化に気づいてしまいました・・・。

5  「まず、これトロじゃない・・・。赤身・・・よね!?」

呉 「アカミ?チガウネ、トロデスヨ。トロ!」

5 「・・・。」

糸 「まあ、どっちでもいいや。食べてみよう!」

一口食べた後、

糸 「これ、歯にしみる~!」

5  「歯にしみる?」

糸 「まあ、食べてみろ」

私 「・・・・はい」

私 「シャリッ・・・。ちべてー。」

お分かりですよね?
これは、「マグロの赤身のソルベ」です!
初めて食べました、凍っている刺身(?)を食べたのは。
呉さんになぜ凍っているのかを尋ねたら、

呉 「ナマサカナ、アブナイダカラ、コオッテルダヨ」

5 「いやいや、そりゃ理屈で言うとそうだけどー。刺身はそうじゃないよー。」

そんなことを言ってる目の前で、
糸社は凍ってる刺身を熱いお茶にくぐらせて、しゃぶしゃぶしてました・・・。

次は、カニのから揚げ。
これ絶品!(マグロの前なら、もっと喜べたかも・・・。)
そして、「マチュザカギュー」です!
もう、お分かりですよね?
「松坂牛」のようです。
一口食べると、
口の中で広がるなんともいえない油!

私 「川上君、これ食べていいよ!」

川 「・・・・え!」

糸 「いいって、遠慮しないで!」

川 「・・・・はい。」

その食べている姿は、やけにも見えました。
もう、もうお分かりですよね?
これ、松坂牛らしいけど、肉は豚だった気がしますし、
油ってたっぷりのバターだった気がします。
想像するのはお止めくださいね。
けど、川上君は残さず食べてくれました!なんて、すばらしいことでしょう!
(私にとってですけど・・・。)

そして、(まだあるんですよ~!)次がパクチーいっぱいの鍋。
パクチーが苦手な私は周りから、やさしく当然のようにいっぱいにパクチーがのっていました。
(無論、全部取り除きましたけど)パクチーいっぱいで何の鍋だったのか
まったく憶えていません・・・(涙)。

最後がデザート!
これなんだかわかります?
「マグロの脊髄」です。台湾の嘉義のあたりでは珍味として、
お客様が来たときに出すとのことでした。
これは、脊髄の窪んでいるところのゼリー状の物体を梅ソースをかけて食べるというものでした。
一口でしたが、・・・・珍味でした。

お腹もいっぱいになり、お茶をいただいて外に出たら
看板に「マグロ」って、カタカナで書いてありました。
マグロが看板に。

お腹がいっぱいの私たちを乗せて、次は農園へ。
(道中、車内は乾いた音で流れるラジオの音だけでした)

次の農園は、昨年も着た「牛の呉さん」です。
なぜかニヤニヤしながら、今年も元気そうな牛の呉さんと握手して、
事務所で談笑です。

そこそこに、農園へ。
やはり旧正月前ともあって、濃いピンクの胡蝶蘭がこちらも
所狭しと咲いていました。

居ましたよ、ヤツが。
昨年も居たヤツが。(わからない方は、2009年2月「イーチマーンゲーン!!!(2話)」参照ください)
やはり、きれいなヤツです。
心に残る「アバンギャルド」(3話)_b0147945_20112816.jpg


一応、今回も聞いてみました。

私 「これ、いくらですか?」

牛 「にやぁ、1万元!」(※10000元=約40000円弱)

私 「でた!でたよ~。」

糸 「買いな、せっかく来たんだから(笑)」

私 「無理です、無理。」

広 「このトレー全部でいくらか聞いてみたら?」

私 「トレー全部ですか?」

広 「呉さ~ん!、このトレー全部だったらいくらになる~?」

呉 「これ、全部!?本当に!?」

糸 「こいつ変態だから。」

牛の呉さんに呉さんが聞いてくれたところ、

呉 「イクラカシッテル~?」

私 「いや、わからんし(言いたいニュアンス違うと思うけど)

もったいぶって、

呉 「トレーネ、ゼンブデ1マンゲンヨ!」

私 「はぁ!? 1株で1万元で、8株買っても1万元!」

広 「でった~!」

みんな、大爆笑ですよ。
1つも8つも値段が変わらないんですよ。

私 「うあ~、どうしよー」


































悩んだ挙句、買いませんでした・・・。
どうも株自体が弱いらしく、台湾の環境でも株が傷むとのことでした。
日本に持って帰ったって、無理ですから。
そして、そんな私に川上君から言われた一言が、なんとも心に残っています。

川 「やっぱり、アバンギャルドですね。」

これって、褒め言葉ですよね!?(笑)。
簡単に言えば、「イっちゃってる」ってことですよね。
たしかに、イってるかもです(苦笑)。

この時点で、16:00くらいです。
あいかわらず、長く書くのが好きのようです(苦笑)。

どうぞお付き合いくださいませ。
続きはまた今週のどこかで・・・。

今日もありがとうございます。

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# by placer-workshop | 2010-03-01 20:36
お知らせ
お知らせです。

大変申し訳ありませんが、2/20(土)・21(日)をお休みいたします。
なお、2/22(月)より通常営業いたします。

よろしくお願いします。

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