遊さん節を聞いて、なぜかニヤニヤウキウキしたところで、
この旅が始まります。 台湾桃園国際空港から今日は台湾の南の町「高雄(Kaosyung)」まで南下していきます。 昨年同様、空港からはUbusに乗って、高鐵桃園駅へ。 高鐵というのは、日本で言うところの「新幹線」です。 高い所を走る鉄道だから、高鐵?詳しくはわかりません。 昨年は一人だったので、空港からバスに乗るのも台湾語もわからず、 英語も理解不能(オービャーゲー!が、Over there!ですから・・・)で、最初っから冷汗をかいていたのをふと思い出してしまいます。 そんなことを思いながら、バスへ乗り込みます。 毎回思うのですが、台湾のバスはなぜか豪華なんです。 豪華といっても、シートが革張りとかではなく、窓になぜか天蓋ベッドのカーテンのようなものが たいていついています。 最初は、台湾の日差しがキツイからだと思っていたのですが こちらのほとんどの車にはスモークが張ってあるので、日除けではなさそうなので、 きっと、この天蓋カーテンはおしゃれなんだと思います。 このおしゃれカーテンが、普通の乗り合いバスをなんとも妙な豪華を演出してくれます。 そんなどうでもいいことを考えながら、私を乗せたバスは「高鐵桃園駅」に到着です。 もうこの時点で、スウェットでは暑くなったので昨年の経験を活かして半袖Tシャツへ。 福岡は雪が降っているのに・・・。 冒頭で書いたように、今日は高雄まで行くので、新幹線に乗って最寄り駅の「左営(Zuoying)」まで 行きます。 (左営を台湾語でなんと発音するのか・・・。英語表記でいくと「ズゥオゥィイェン」でしょうか・・・。知っている人がいたら教えてください。) 新幹線新幹線と書いていますが、文字通り台湾でも新幹線が走っています。 日本が台湾へ新幹線を輸出したんですね。 (新幹線が小さくてスミマセン。新幹線の700系です。) 桃園~左営までは2時間半くらいだっと思います。 さすが亜熱帯地方の台湾だけに新幹線の中のクーラーが効きすぎ! 何度に設定してあるのかわからないですが、さっき脱いだスウェットをまた羽織ります。 そして、驚くのが台湾の人の感覚です。 普通に寒いこの車内で半袖、片手にアイスコーヒー。 きっと、肌感覚が違うんでしょうね・・・。 私の隣の席は遊さんでした。 遊さんはお腹が減っていたらしく新幹線に乗るや否や売り子の人を 呼び止めて、お弁当を買っていました。私たちも勧められましたが、 飛行機で機内食を食べていたこともあって、お断りしました。 と、普通に書いていますが、ここは台湾。 けれど、やってることは日本で乗る新幹線と なんら変わりが無いことに違和感にちかい刺激を受けました。 が、もっと驚いたのが、 遊さんが買って食べてる弁当が、 私 「遊さん、その弁当って・・・?」 遊 「ん!これか!?これはー、カツ丼だ。」 私 「え!?台湾にもカツ丼があるんですか?」 遊 「そうそう、そうなんだ。日本のカツ丼と同じだ!」 私 「へぇ~!驚きました~。」 遊 「これ(ソースみたいなもの)をたくさんかけて食べると美味しいんだ!」 遊 「食べるか?」 私 「・・・、いえ、いいです」 さすがに、まぜまぜになった食べかけのカツ丼は・・・。 日本のご飯も(もともと台湾なのかも?)普通に出回ってるのに驚いたところで、 こんなものが、 モスバーガーは台湾でもポピュラーのようです。 というのも、私がいつも行く台湾ではモスバーガーを見たことが無いので・・・。 きっと、台北だけなんでしょうね。 と、新幹線は終点の「左営駅」に到着です。 新幹線から降りた瞬間、「うゎぁ~、あぢぃ~」。 さっきまで来ていたスウェットをまた脱ぎ、バックに入れていると 私の後ろから通り過ぎた女の子に思わず目が釘付けになってしまいました。 その女の子は台湾の方みたいでしたが、 ロングブーツにミニスカート、そしてダウンジャケット!しかも、ファー付きの!! 私、いま脱いで「あぢぃ~」って言ったばっかり。 きっと、きっと肌感覚が違うんでしょうね・・・(汗)。 それもそのはず、 わかりづらいですが、Panasonicの文字の下には 「27℃」 と、映っています。 暑いですよね?そうですよね?・・・、ダウンってね!?ハハハ・・・(苦笑)。 駅から出ると、昨年も大変お世話になった廖(リョウ)君が待ってくれていました。握手して、 私 「おひさしぶりです!」 廖 「おしさしぶりです! 今日はちゃんと飛行機乗れた?」 私 「・・・は、ははは。乗れたよ・・・。」 と、軽く昨年私がやらかした失態が挨拶に・・・。 そして、廖くんの車で早速、最初の農園へ。 この時期の台湾の蘭の生産者は旧正月と、3月6日~15日に開催される 台灣國際蘭展のために多くの蘭を咲かせ始める時期なんです。 そういうことから、いつもこの時期を選んで行っています。 車を走らせること1時間くらいでしょうか、周りはしだいにこんな感じに あっという間にすこし霞んだ大きな空に変わっていました。 最初の農園で、こんな子たちと出会いました。 どちらの子もすごい素敵できれいなんです。 上は、Phalaenopsis lueddemannianaのような花でした。 下は、私の大好きなPhalaenopsis schillerianaです。 このシレリアナはやはり葉の紋様がきれいです。 もうすぐ、花が咲いてきますのでご紹介できると思います。 しかしながら、日本ではここまでする事は残念ながらできません。 日照量・湿度などの関係で難しいのです。 いつもこうして目の前で眺めて、溜め息の連続です・・・。 生き物なので、無理やり持って帰ってきて調子が悪くなってしまうのも嫌なので。 こうして眺めることで満足するようにしています。 なんでもかんでも欲しがっては、ですね・・・。 こうして、私が溜め息をついている間も糸社は苗を選んでおられました。 もちろん、このあと、手伝ったのは言うまでもありません。 そんなことで、時間は過ぎ夜になっていました。 こっちに来ると本当に時間が過ぎるのが早いです。 それだけの刺激量なんでしょうね。 そして、お待ちかねの夕食です! 今晩は、台湾でトンソクを食べることになりました。 レストラン?食堂のほうがしっくりいきそうです。 で、やはり動き回ったので、 大好きな台湾ビールと、中国の青島ビールのプレミアムで乾杯です。 瓶の手前にあるのがコップ。紙コップ、2枚重ねです! 私の知ってる台湾ではごくごく当たり前の光景です(笑)。 そして、いきなりメインが・・・。(これも、私の知ってる台湾ではごくごく当たり前の風景です(笑)。) これが、トンソクです。これが1人前ではなく、頼めば何人であろうとこれが出てくるそうです。 遊さん曰く、これは豚の後足だそうです。そして、日本のトンソクは前足だとか・・・。 甘い醤油でゆっくり煮込まれているようで、箸で簡単にほろほろほぐれて、味も絶品でした。 トンソクの他には、青菜の炒め物、煮たホルモン、ドでかいアサリのスープ。 はっきり言って、量が多すぎです・・・。 当然、遊さんはお腹いっぱい、糸社もお腹いっぱい、廖くんはまだ運転があるから、これくらいで・・・。 となると、当然矛先はこちらへ。 トンソクが食べても食べても減らないんです・・・。私ももう無理。 「残しちゃマズイ。どうしよう~。」と、昨年の私なら思っていたことでしょう。 今年は、私に心強い味方がいるんです! ということで、残りを川上君にパスして、私の役目終了。 ごめんね~っと、思いつつ川上君にビールを注いでました(笑)。 そんなこんなでお腹もいっぱいです。 お会計も済んで、表に出てみると、 糸社がトンソクを煮ているおばちゃんと川上君をむりやり写真に撮っていました。 (本人の名誉もあるので、本人写真はアップしませんでした) 川上君という、いじられキャラができたことに胸を撫で下ろし、 トンソク通りの夜が更けていったのでした・・・。 続きはまた来週書きます。 相変わらず長いですが愉しんでいただけてますでしょうか。 多少、不安になってきました。 今日もありがとうございます。 PLACER ORCHIDSANDPLANTLIFE WORKSHOP TEL 092-511-3729 FAX 092-541-2067 MAIL placer@placer-workshop.com 福岡市南区玉川町18-8-1F #
by placer-workshop
| 2010-02-17 17:38
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(1~4---opticalshop4-AD / 5---manu coffee / 6~8---order) 最近作ったお気に入りのランたちです。 1~4は、「Phalaenopsis "seedling"」植物内のホルモンバランスが崩れて こういう形になってしまったようです。 しかし、このステムのクセにはとても惹かれます。 花芽に生るはずの場所が葉に変化している様子も、この花を生かしていますね。 5~8は、「Epidendrum polybulbon(エピデンドラム ポリブルボン) 」 この時期にきまって咲いてきてくれる、中米産のランです。 とても環境適応能力の高い強健なランで、 親から子供を作り、孫へと次から次へとバルブを増やしていきます。 5は、manu coffeeからのご依頼で、バリスタチャンピオンシップの テーブルに添える花として作りました。 春吉店には、1~4のランを天井付近から吊り下げています。 よければ、まだまだ寒いので温かいプラセールラテで温まりに行かれてみてはいかがでしょう。 6~8は、開店のお祝いのご注文で作りました。 8は、ラッピングして出来上がった状態です。 ここのところ、ランというランを載せていなかったようにおもいまして、 今回ぞぞぞっと、載せてみました。 ご依頼をいただいてから、お客様の用途に合わせて仕立てていきますので、 多少、お時間やお手間をかけるかとおもいますが、しっかりお作りします。 お近くへお寄りの際には、遊びにいらしてください。 optical shop 4-AD TEL. 092-715-8466 12:00~21:00 4-ad@e-second.co.jp manu coffee春吉店 TEL. 092-736-6011 福岡市中央区渡辺通3-11-2 ボーダータワー1F 明日、日曜日はお休みいたします。 来週、台湾買付けの旅日記2話を載せます。 今日もありがとうございます。 PLACER ORCHIDSANDPLANTLIFE WORKSHOP TEL 092-511-3729 FAX 092-541-2067 MAIL placer@placer-workshop.com 福岡市南区玉川町18-8-1F #
by placer-workshop
| 2010-02-13 20:39
こんばんは。
今日の福岡はとても暖かかったですね。 ラジオで聞いたところ、4月の桜が咲くころの気温だったそうです。 風が強く吹いていたところも多かったようですが、 春一番ではなかったみたいです。 台湾から戻ってきて、あっという間に2週間以上過ぎていました・・・。 早いものです・・・。 昨年同様にまたもや、長々と綴っていこうと思います。 前回以上に、なかなかのハードワークでした。 1月21日木曜日、 福岡国際空港発、台湾桃園国際空港着の中華航空(CI)111便に搭乗です。 今年は前回のメンバーでは私が年少さんでしたが、 今回はより若い青年が一緒に旅することになりました。 いろんな意味で心強いです(苦笑)。 彼は私とは違い、生産者です。 農園が久留米にあるのでちょこちょこ行くのですが、毎回ここへ行くと溜息の連続です。 ここの農園はいまの時間軸とは違って、ほんとうに、 私が思う植物のそのままが見れるんです。 それゆえ、ついつい勝手に椅子に座って時間も忘れてしゃべってしまいます。 きっと、いい迷惑です。 そんな素敵な植物を素敵なお父さんとお母さんと一緒に生産・販売されています。 そんな素敵な彼がこの旅に参加するのが決まったのは、なんと出発2日前・・・。 (昨年も2日前に何か起きてましたね(微笑)) それも、私と糸社とバッタリ彼の農園で会って、みんなで話していたら 「けれど、こんなことがない限り、行く機会がないのだから」と、 彼もお父さんに背中を押され、気がつけば、彼は行くことに・・・。 なんと、強引なことでしょう。 そんなありがた迷惑も時として大事ですよね。 そういうわけで、今回は福岡から、糸社、私、川上くん。 そして、前回の旅に引き続き、今回の旅を仕切っていただいた広島の今さん。 頼もしいかぎりです! 今さんとは現地で落ち合うことに。 福岡国際空港で一応待ち合わせなんですが、 私は家族と一緒に空港のロイヤルホストで飛行機見ながら朝ごはんを 食べていると、糸社から電話が 糸 「いま、どこ?」 私 「空港のロイホです。」 糸 「・・・なら、いいや。」 私 「あ、はぁ」 糸 「じゃあ、あとで」 私 「はい」 この後、糸社は川上くんにも電話したようです。 時間になったので家族と別れて、身体検査場(?)名前がわからないのですが ボディチェックをされるところです。 私、あそこをまともに「ピンポーン!」っと、鳴らずに通った記憶がほとんどないんです。 必ず、鳴るんです。 何も悪いことはしていないんですが・・・。 いやだなぁ~、と思いながら、ポケットの中身をすべて出して ゲートを潜り抜ける前に、当然「ピンポーン!」。 毎度のボディチェック。 さすがに慣れました。ベルトの裏に手を入れられるのも・・・。 またか・・・。と思いつつ、ゲートへ。 ゲート付近に着いて、糸社と川上君を探すが見当たらず、 機内への搭乗が始まっていたので、乗ったのだろうと、私も機内へ。 チェックインのときに隣近所が空いているところをお願いしたら 案の定、席は後ろ。後ろから3番目。 そんなもんです。チケットも安かったし。 並びの席で予約していなかったので、 本当に、二人が乗ったのか少し不安で 乗ってくる人をチラチラ見ていたら、川上君発見。 安堵したので、機内雑誌で放映している映画をチェック。 今回は「サロゲート」を選択。 サロゲートを見ながら機内食を食べたら、あっという間の2時間45分です。 飛行機が到着し、外へ出た瞬間、「むわ~~。」 この時、福岡は10℃以下でしたが、台北は22℃。 その差、12℃。南国です。 この日、福岡は雪が降っていたそうです。 川上君に声をかけ、一緒に入国審査へ。 入国審査もパスし、バゲッジクレイムで糸社を発見。 (結局、糸社は福岡で川上君とは一緒ではなかったみたいでした。) お金を換金して、いざ外へ。 レートは0.345くらいだったと思います。 100円のものが約30円という感覚ですかね。 昨年もお世話していただいた遊さんがお出迎えに来ていただいていました。 いきなり、「元気か! そうかそうか! 行きましょう!」 昨年と同じあの遊さん節を聞いて、なぜかニヤニヤウキウキしてしまいます。 そんなこんなではじまりました。 この時点で台湾時間で11:40a.m.です。 3時間位しか経っていません(苦笑)。 続きは、また書きます。 楽しんでもらえてますかね(苦笑)? きょうもありがとうございます。 #
by placer-workshop
| 2010-02-09 00:51
明日、2月7日(日)はお休みさせていただきます。
なお、11日(祝)は13:00~18:00まで営業いたします。 よろしくお願いします。 PLACER ORCHIDSANDPLANTLIFE WORKSHOP TEL 092-511-3729 FAX 092-541-2067 MAIL placer@placer-workshop.com 福岡市南区玉川町18-8-1F #
by placer-workshop
| 2010-02-06 18:55
おはようございます。
台湾から戻ってきてから、何かと慌しい日々を過ごしております。 「台湾買付日記」は今週のどこかで書き始めますので、しばしお待ちください。 台湾から戻って、天神IMS「IMS LOVE FESTA」という企画の中の 「IMS VALENTINE MARKET」の、「gifchoco」展に参加させていただいております。 内容は、と言いますと 「福岡のクリエーターが作る世界にたったひとつのギフトボックス。チョコレートと一緒に。」 と、いうものです。 【販売期間】1/30(土)~2/14(日)(全期間) 私が作ったチョコレートを入れて贈るギフトボックスは、「Erlenmeyer flask」です。 本来、ヨーロッパなどでは花やカードなどを、恋人や親しい人に贈る日が「St. Valentain's day」。 蘭の培養で使用したフラスコを“これからはじまるふたりの時間”に見立て、そして、 ふたりの気持ちが変化していく様子を、閉じ込めた蘭の花の変化に重ねました。 時間とともに美しく変化していく蘭の花の姿を、ふたりに重ねて感じてもらえたらと考えて、制作しました。 気になる方は見に行かれてみてください。 天神IMS HP:IMS LOVE FESTA 今日もありがとうございます。 PLACER ORCHIDSANDPLANTLIFE WORKSHOP TEL 092-511-3729 FAX 092-541-2067 MAIL placer@placer-workshop.com 福岡市南区玉川町18-8-1F #
by placer-workshop
| 2010-02-02 10:04
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